肉体的ストレス
「継続こそが力なり」と銘打って、3年以上毎日練習を欠かしてない私ですら週に1,2回の回復日は設けてます。その多くは前日に質の高い練習をしたか、量の多い練習をした翌日になります。通常よりぐっと練習の質か量を落とします。
周知の通り、超回復は練習している時ではなく、休んでる時に起こります。回復なしにパフォーマンスの向上はあり得ません。肉体的なストレスのダメージから回復させるためにも体を労り休ませます。
体が疲れてる時は血流促進程度に軽い運動にとどめます。30分ほど、うっすら額に汗をかく程度のジョギングやローラー練習です。パワーや心拍数のゾーンで言うならゾーン1、150W以下/120bpm以下くらいの軽い運動です。
運動である以上、多少のストレスは体にかかりますので、短期的な視点で見ると完全休息で回復させたほうがいいかもしれません。しかし、疲れたからと言ってその都度休んでしまうと、今度は体力や回復力の向上が望めません。練習の継続性という長期的視点から見ても、完全休息よりごく軽くでもいいので運動をしたほうがいいと私は考えてます。
精神的ストレス
仕事などで大きな精神的ストレスを受けた時も休みます。肉体的であれ精神的であれストレスはストレスと私は考えてます。ハードな練習や長時間の練習はしません。体はもちろんのことですが、心も健康でないといい練習は出来ない、いやむしろ心のほうが健康でないといい練習は出来ないと私は考えてます。
いい練習が出来ないのなら回復日に充てたほうがいいです。ただ、心が沈むほどの大きなストレスを受けた後に、何もかも忘れるくらいのガムシャラな練習をすると、いい結果が出る時が稀にあります。
これは以前に私がやって失敗したことなんですが、向こう3日間仕事が多忙で練習する時間がないと分かっている時、その前日は出来る限りハードな練習をしました。そして多忙な3日間を終えた翌日も、3日間も体を休ませたんだからと、またハードな練習をしていました。結果、体調不良や故障を繰り返してました。
3日間休ませてたわけですからその日は体は動くんです。動くんですが、その後の回復が異様に遅くなるんです。中2日でポイント練習を回すサイクルよりも長い、3日間の休みを入れてるにも関わらず回復に時間がかかりました。振り返ってみると、練習でストレスを受け、仕事でもストレスを受け、休む暇がなかったんだと思います。
短期的にはハードな練習の後にハードな仕事、そのまた後にハードな練習は出来ます。でもそれは長くは続けられませんでした。心と体は別物のようであって別物ではない、深く密接してるものなのかもしれません。肉体的ストレスの項でも書きましたが、練習の継続性という長期的視点から見ても、精神的に大きなストレスを受けた後は、体も休ませて練習は軽めにしたほうが、結果うまくいくと私は考えてます。
まとめ
・体が疲れてる時はしっかり休みましょう。ただ休みすぎると体力も回復力も落ちるので、ごく軽い運動をしたほうがいいでしょう。
・体が疲れてなくても精神的に疲れている時も休みましょう。いい練習にはいい回復。ただし練習の継続性だけは忘れずに。