ハルヒル最終試走とパワーウエイトレシオ

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ハルヒル最終試走へ


昨日はほぼレストで体を休めたのにも関わらず疲労感の強い朝・・・。でも昨夜のローラーがとてもいい感触で、脚には疲労をまったく感じなかったので今日は少なくとも脚はいい状態のはず・・・。ってことでハルヒル本番を翌週に控えた5月12日(日)最終試走へ出かけてきました。

試走車用に設けられてある高崎市榛名支所の裏手にある駐車場に着いたのは8時半頃。大会本番まであと1週間だし時刻的にも混雑が予想されましたが、それほどでもなくすんなり駐車することが出来ました。


最終試走ということで今日は気合が入ってます。ローラー持ち込んで駐車場でアップ。申告タイムの55分を今日こそ切りたい。汗がほとばしるほど入念にアップしてからスタート地点へ移動。

・・・と、その前にコースプロフィールをおさらい

ハルヒル

榛名山ヒルクライム in 高崎(通称:ハルヒル)

榛名湖コース
全長:16.1km(計測距離14.7km)
平均勾配:6.0%、最大勾配:14.0%、標高差:907m

榛名神社コース
全長:11.6㎞(計測距離11.4㎞)
平均勾配:5.2%、最大勾配:11.0%、標高差:604m

初心者コース
全長:6.7㎞(計測距離6.5㎞)
平均勾配:4.6%、最大勾配:6.5%、標高差:299m


私がエントリーしてるのは榛名湖コース。榛名神社以降が激坂となるので、そこまでにどれだけ脚を貯められるかが、このコースの攻略カギとなります。序盤は緩いと言われてますが、それでも時折り10%程度の坂があるので、ここで脚を使わないように注意したいところ。


計測開始地点の群馬バス榛名営業所前からスタート。心拍もパワーも前回よりは出てる感じ。そして今日は南風が背中を押してくれてる。これはタイム出るんじゃないか?と序盤は思ってましたが・・・。

ハルヒルはやっぱり自分向きじゃないコース。一定ペースで淡々と走るのが好きな私ですが、このコースは勾配の変化が目まぐるしくて全然リズムに乗れない。同じ群馬県内のヒルクライムなら赤城の方が断然走りやすいと感じます(個人の感想です)。

そして工事区間の信号待ち、今回は1分50秒もありました。信号待ちの間はガーミンはストップさせてます。

榛名神社までの平均パワーは244Wでラップタイムは23分32秒。ここから激坂区間に入りますが最後まで240W台は維持したいところでしたが・・・。

徐々に落ちていくパワー。そして残り2kmの看板のところですでに55分切りが難しいことが分かりました。でも今日は絶対に気持ちを切らさない。最終試走だし、55分は切れなくてもこの頑張りが当日絶対に生きるはず・・・。

全力を出し切ってゴール
タイム:55分45秒
平均パワー:242W
NP:244W
平均心拍:152bpm
最大心拍:167bpm
という結果でした。


ハルヒルのコースは計4回登ったことになりますが、それぞれ
1.56分07秒:188W(156/167bpm)
2.60分06秒:226W(146/157bpm)
3.65分00秒:201W(138/153bpm)
4.55分45秒:242W(152/167bpm)


1回目はパワーメーターが狂ってましたね。一応今日のタイムは自己ベストですし、パワーも心拍もなかなかいい感じ。試走では最後まで申告タイムの55分は切れませんでしたが楽しみは当日まで取っておきますか・・・。

パワーウエイトレシオから本番のタイムを予測


さて・・・ヒルクライムと言えばパワーウエイトレシオ、パワーウエイトレシオと言えばヒルクライム、というくらいヒルクライムとパワーウエイトレシオには密接な関連があります。

パワーウエイトレシオ

パワーウエイトレシオ(英略PWR)

パワー÷体重=パワーウエイトレシオ(◯◯W/kgと表記する)


実走の場合だと体重だけでは全く意味がなく。機材や衣服等装備込みの重量でないと意味を成さない、と私は考えてますのでちょっと計ってみました。


まずは私自身の体重:66.9kg
昼食後すぐに計ったので重いですね(汗)。食べたものがまだ消化されずに胃の中にあるって感じです。


続いて体重プラス今日の機材や装備込みの重量を計ってみますと79.3kg
機材込みの重量から体重を引いてみますと
79.3kg − 66.9kg = 12.4kg
お、重い・・・装備込みで12.4kgもあったんだ・・・。

12.4kgの内訳

・身に纏ってるもの
ヘルメット、アイウェア、ジャージ、時計アームカバー、レッグカバー、ソックス、シューズ

・バイク装着物
(工具やワイヤーチェーン等が入った)サドルバッグ
(ライトやミラーなどの)保安部品
(水が入った)ボトル


これだけで12.4kgもあるんですね。ビックリしました。ちなみにバイク本体のみだと8.1kgなので、装着物や身に着けてる物の総重量が4.3kg。これが重くしてる原因かと・・・。

では決戦仕様にすると重量はどうなるんでしょうか?


まずは綺麗に洗車して・・・


決戦仕様にしてみました。保安部品やサドルバッグ、ボトルは取り払い、サドルとホイールとパワーメーター、シューズをより軽い物に交換してみましたが・・・


まずは体重を計ってみると66.3kg
あれ?さっきより0.8kgも減ってる・・・。もう消化が進んでるのか?

さっき計ったのは昼食後すぐでしたが、これはその4時間後に計った体重。4時間で0.8kgも減るんですね。そして体重プラス機材の重量は?


75.6kgでした。ジャージやヘルメット・グローブなどは身に纏ってシューズは手に持って、ガーミンなどの計測機器も着けてるまんまレースに出る状態で計ってます。

機材込みの重量から体重を引きますと75.6kg − 66.3kg = 9.3kg
決戦仕様にすると先程の12.4kgから3.1kgの軽量化になりました。
-3.1kgは大きいですね。これだけでも9W程度のパワーが削減できます。

で、パワーウエイトレシオですが、今日走ったのは昼食前なので昼食後に計った体重はあてになりません。今日の朝食はきんつばを1つ食べただけなので、昨夜計った体重64.7kgを採用してみますと・・・64.7kg + 12.4kg = 77.1kg

今日の平均パワーが242Wだったので装備込みのパワーウエイトレシオは
242W÷77.1kg=3.14W/kgになります。

もしハルヒル当日も同じ体重だと仮定し、パワーも同じだとすると決戦仕様のバイクで3.14W/kgを当てはめてみると3.14W/kg×77.1kg=232W

今日の平均パワーが242Wだったので、そこから先程のパワーを引くと
242W − 232w = 10W
決戦仕様にすると10W低いパワーで今日と同じタイムが出ることになります。10Wって結構大きいですよね。

そしてさらに某有名サイトの計算機にハルヒルのコースプロフィールや体重などを打ち込んでみると・・・


今日の試走平均パワー242Wだと54分でゴールすることが分かりました。おおーっ、本番で今日と同じ走りが出来れば申告タイムの55分を切れる計算になります。

まぁ、所詮は机上の空論絵に描いた餅に過ぎませんが・・・。とは言え、絵に描いた餅が限りなく実際の餅に近いのがヒルクライム。少なくとも目安にはなります。当日は必ずや55分切りを達成して美味いビールが飲みたいものです。

ここまでくればもう走力が上がることはないでしょう。あと1週間後に向けてどれだけ体調万全で臨むことが出来るかの問題ですね。気を緩めることなく過ごしましょう。


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