日々ランニングやロードバイクに乗る生活を送っていると、足のどこかが硬くなってタコのようになってしまった事ってないですか?
私はトライアスロンをやってるトライアスリートですので、ランニングやロードバイクに乗ってると、どうしても足への着地衝撃や摩擦で足裏にタコが出来てしまいます。
人によってタコが出来る場所は様々。親指や小指の付け根だったり、踵や私のように足裏だったりもします。
ちょっと角質が厚くなった程度なら問題ありませんが、ある程度厚くなってくると痛みやイヤな臭いが発生したりもしますし、悪化するとひび割れを起こしたり、出血することも・・・。
ランナーにとって足は地面と、サイクリストにとってはペダルと唯一接する生命線とも言える場所ですよね。出来ればそうなる前に防ぎたいところです。
タコとは?なぜ出来る?
タコとは:厚く硬くなった角質のかたまり。
なぜ出来る:圧迫や摩擦などの刺激から皮膚を守る防御反応として。
ランナーはランニング中に何千何万回と足に着地衝撃を受けますし、サイクリストも同様に足がペダルに力を加えますからタコが出来やすいのかもしれません。
私の場合、ランニング初心者の頃はタコは出来ませんでした。タコが出来るよりも水ぶくれや血マメが出来る方が多かったです。
ランニングを続けてるうちにどんどん走行距離も増え、それに伴って角質も厚くなりタコが出来るようになりました。
タコが出来てしまった・・・
私がタコと言いますか、足裏の角質が硬くなってるのに初めて気づいたのはトライアスロンのレース中でした。ランパートで走っている時に足裏に違和感を感じ「ソールに石が挟まってる。なんてこった、こんなレース中に・・・。早く取れてくれないかな。」と思いまながら走ってたんですが・・・
レースを終えてソールを見てみると石なんて挟まってません。シューズそのものに問題があるのかとアウトソールを指で押してみたり、インソールを取って中を確認しても異常は見当たりません。
その日の夜、お風呂で体を洗ってる時にふと足裏に目をやると、なんだか人差し指の付け根が色が変わって皮膚が盛り上がってます。「ひょっとしてあの足裏の違和感はこれか?」
これが私が足裏にタコが出来たのを気づいた最初の瞬間でした。以来6年以上、タコは治ることなく、いや治るどころか徐々に硬くなるスピードを上げながら現在に至ってます。
今はゾーリンゲンペディを使ってますが、ここに至るまでにいくつかの角質ケアグッズを試しました。以下に記すものがそれらです。
ゾーリンゲンペディに行き着くまで
軽石・ヤスリ・電動角質ケア・電工ナイフ・・・
・軽石
角質除去と言えば軽石だろうってことで使ってみましたが、人工軽石はまるでダメ。角質よりも軽石がの方が削れました。
人工ではない一般的な軽石も使ってみましたが、労力の割りには削れないのでやめました。
それほどまでに私の角質は硬くしぶといものでした。
・ヤスリ
鉄ヤスリです。軽石よりも硬いものでないと削れないと思い使ってみましたが、削れた角質がヤスリの目に挟まって目が詰まってしまい、すぐに削れなくなります。たった1回で使うのをやめました。
・電動ヤスリ
鉄ヤスリがダメなら角質専用の電動角質ケアを試しましたが、全くダメでした。こんなもので削れるほど私のタコはヤワなものではありませんでした。
・電工ナイフ
一番長く使ってたのがコレ。ナイフで削り落としてました。が、やはりそこはナイフ、手元が狂って足裏を切ったこと数回。タコも出来てしまうと痛いですが、足裏を切るほうがもっと痛いのでやめました。
この痛みをなんとかしたい
以上ゾーリンゲンペディに行く付くまでの遍歴を記しましたが、どれも満足出来る物ではありませんでした。
ランニングやロードバイクでの走行時間が長くなるにつれて徐々にタコが出来るスピードは早くなってきてましたし、ズボラな性格な私は角質がかなり厚くなるまで放ったらかしにしてました。
角質が厚くなると盛り上がってきますが、それは目で見える表面だけでなく、見えない皮膚下でも同じことが起こっています。硬くなった角質が皮膚を押圧し、歩いてる時は常に小石を踏んでるような状態。ひどい時には寝てる間も圧迫されるので痛みで眠りから覚めることもしばしばありました。
ネットで発見
ドラッグストアを見て回ってもコレといったものはありませんでしたが、ネット検索でようやくたどり着いたのがゾーリンゲンペディでした。
口コミを見てみると評判も上々のようです。値段も1,000円程度のものでしたから、さほど期待もせずに購入したんですが、ハマりました。一度使ったらもう他の物は使えません。
それ以来ずっと使い続けているゾーリンゲンペディの使い方を以下に記します。
ゾーリンゲンペディの使い方
削り方
この先はおっさんの足裏や汚い角質の削りカスなどのお見苦しい写真や動画が掲載されています。見たくない方はこの先はご遠慮下さい。
あまり注視したくないとは思いますが、人差し指の付け根にご注目下さい。皮膚が緑色っぽくなり盛り上がってるのが確認できると思います。これが硬くなった角質です。
これを削っていくのですが、11秒で終わるので以下の動画をよろしかったら御覧ください。(ほぼ無音です)
かなり画質が悪いですが、こんな風にカンナのように削っていきます。慣れてくればこのように荒々しく削っても大丈夫ですが、始めのうちはもう少し優しく削ったほうがいいでしょう。
削りカスがどんどん下に落ちていきます。
最終的にはこれだけの削りカスが出ました(両足分です)。これだけの量の角質がギュッと凝縮されて硬くなったものがタコです。
左が削る前、右が削ったあとの写真ですが、どうでしょう?角質が綺麗に削り落とされ、緑色っぽかった盛り上がりがなくなってるのが分かりますね。
ゾーリンゲンペディの刃の付替
ゾーリンゲンペディを購入すると替刃が10枚付いてきます。片方の先端ともう片方の先端が刃になってますので、1枚で2回使用出来ます。刃の付け替えは以下の動画を参照して下さい。(ほぼ無音です)
袋から取り出して10秒程度で付け替えられます。非常に簡単です。
刃の交換時期
刃の交換時期についてですが、具体的な目安はありません。ざっくりとした言い方ですが「削れなくなったら」が交換時期です。
私の場合ですと、削る頻度は1ヶ月半〜2ヶ月に1回。両足を2回削ると削れにくくなるので、先端の刃を逆にします。逆にした刃も2回削ると削れにくくなるので、そこで新しい刃と交換します。
1枚の刃で4回、期間にして半年から8ヶ月は使える計算になりますね。先述したようにゾーリンゲンペディには10枚の替刃が付いてきますから、1度購入してしまえば私のような厚くて硬いタコを削理続けても5〜6年はもつ計算になりますから、非常にコスパが高いと言えるでしょう。
・・・と、ここまで書いてきて、本当に1回買ったら5〜6年ももつんだろうか?不正確な情報だと読者の皆様に御迷惑をおかけすることになる、と不安になりましたので購入履歴を調べてみましたら・・・
前回購入したのが2017年7月ですから現時点(2020年5月)で3年近く経過してますが、替刃はまだ6枚残ってました。
3年弱で5枚の刃を使ったことになりますので、このペースで使い続けると6年以上は持つ計算になりますね。大丈夫でした。不正確な情報ではありませんでした(笑)。
使用上の注意
ゾーリンゲンペディは削ろうと思えばいくらでも削れてしまいます。削り過ぎには十分注意してください。削るのはあくまで角質のみです。
使いたての頃は削れる様が面白く私も夢中になって削りすぎてしまい、赤くヒリヒリと痛んだ経験があります。そうなると逆効果。皮膚が薄くなり、薄くなったことによって体の防衛反応が働き、タコが早く出来やすくなります。
まだ削ろうと思えば削れるけどこの辺でやめておこうと、ある程度の厚みを残した方がいいでしょう。
まとめ
角質が厚くなってタコになるのは決して悪いことではありません。
私は学生時代にギターを弾いてましたが、指先は常にタコが出来て硬い状態でした。硬くないととても金属の弦を押さえることは出来ません。硬くなることによって指先を保護してくれ、細い金属の弦が指に食い込むことを防いでくれていたのです。
ギターをやめるといつの間にかタコはなくなり、今となってはもう長時間ギターを弾くことは無理でしょう。指先が柔らかすぎるので弦が食い込んで痛いです。
ランナーやサイクリストもタコが出来るのはある種の職業病みたいなものだと思ったほうがいいかもしれません。走っていればタコは出来ます。でも出来たら削ればいいのです。髪や爪が伸びたら切るのと同じです。こういうものだと割り切ってタコと付き合っていくのがいいと思います。
類似品や格安のものも散見されますが、ドイツ製で作りもしっかりしてますし、1,000円程度で5〜6年は使えますから、私はゾーリンゲンペディをおすすめしたいですね。