掲題のとおり遊水地ふれあいトライアスロンを走ってきました。過去2回出場したことのある大会で、昔の自分との比較になるかなと戦前は思ってましたが・・・。
結果から言いますと大惨敗。過去ワースト記録でフィニッシュしました。
レース前日まで
本来ならこの日は長良川ミドルに出場する予定でした。が、レース前日前々日の金曜と土曜が出張になってしまったため、長良川はキャンセル、急遽エントリーしたのが遊水地でした。
そして、この出張がエグかった・・・。金曜は7時出社、7時半からの会議の後で出張先の現場へ。その前にラン練を済ませたので当然いつもよりかなり早起きで睡眠不足。出張先の現場は5月なのに気温一桁。冷たい風がピューピュー吹き付ける中の仕事で疲れました。
土曜日は5時にホテル発、5時半から現場で作業開始。当然この日も早起きで睡眠不足。そしてやはり気温は一桁。朝早かったので仕事は午後には終わったものの、前橋に帰ってくると気温は28℃、現場との寒暖差が20℃。
睡眠不足と過酷な現場仕事と寒暖差で疲労困憊。こんなにも疲れてるレース前日は、まぁまぁ競技歴が長い私ですが初めてのこと。「こんな体調で明日レースすんのかよ?」前日の時点で諦めムード。
レース当日朝
当日の朝起きても疲労は抜けておらず、会場へはカミさんが同行してくれましたが、会場へ向かう車中でも喋る気力がない。無言で車を運転してました。
会場へ着いてみると全く風が吹いてない。遊水地はだだっ広い湿地帯。いつ行ってもまぁまぁの風が吹いています。
2018年はテントが吹き飛んで転がってるような強風。2019年は5月なのに気温33℃の灼熱。
今年は風がないことに加えて天候も曇り空、絶好のレース日和だったんですが・・・。
レース前のアップをする気力もなく、ただボーッとテントの中でスタート時間を待ってるだけ。もう完全にレースやれる気力・体力ではなかったですね。
スイム
定刻になってスタート。始まってすぐに呼吸が苦しい。平泳ぎで様子を見るも苦しさは変わらない。背泳ぎで休んでみても苦しい。過呼吸のような感じでとにかく苦しくて仕方ない。アップしてないのが原因か?
水温は22℃、水が冷たいなとは感じていましたが、アップしないでいきなりこの水温で泳ぐのは体に負担がかかったのかもしれません。そしてなお悪いことにゴーグルのゴムが緩んで水が入ってきます。何度も水を出しましたが、もう呼吸も苦しいし一旦止まることに決めました。
トライアスロンのレースで初めてライフガードのお世話になりました。レスキューボードに捕まり、ゴーグルのゴムを締め直しますが、ボードが揺れてなかなかうまいこといかない。後でガーミンを確認してみたところ、1分40秒ほどボードに掴まってたみたいです。
ゴーグルを直してスイムスタート。この休憩が功を奏したのか、過呼吸のような息苦しさはなくなりいつも通り泳げるようになっていました。が・・・第2ウェーブに先を越され、自分の位置は第3ウェーブの中ほどあたり。私もかなりスイムは遅い方ですが、私よりさらに遅い人が泳いでる選手たちの集団のなかで思うように泳げず、結果34分もかかってしまい過去ワーストのスイムとなりました。
ガーミンを見ても途中で止まってるのが分かりますね。
T1
T1に5分15秒もかかってます。例年なら3分半ほどですが、このあたりもやる気を感じられない。元々レース前からやる気がなかったのにスイムのアクシデントがそれに追い打ちをかけました。
バイク
ブランク前はバイクが一番の得意種目でしたが、今では凡人レベル。レース中にもそれを感じました。いつもならどんどん抜いていけるのに今日は抜き上げるペースが遅い。そして何人もの選手に抜かれていきます。
追い風を感じることもなく向かい風を感じることもない、絶好の気候コンディションなのにそれを活かせる走りがまったく出来ない。
1周7.2kmを6周回で43.2km。普通のショートより若干距離は長いですが、タイムは1時間10分59秒。平均スピードは36.6km/hで平均パワーは213W。ショートのレースなら240Wくらいは欲しいところですが、遠く及ばず以前ならジョギングペースとも言える出力でバイクパートを終えました。
T2
T2のトランジションも遅い。例年なら2分ちょいで終えるところを3分もかかってます。
ラン
ここまでまったくいい所なし。
スイムもT1もバイクもT2もすべて過去ワースト。せめて最後のランくらいは頑張るかと走り出したら、まぁまぁ体は動いてくれました。
ゴール後にストップボタンを押し忘れてるので実際には4分20秒くらいの平均ペースでしょうか?
かなりキツかったですが、ここまであまり頑張れてないのでわりと走れました。
ランも10kmより少し長かったですね。
とは言え、いいペースで走れてたのは7kmまで。8km以降はタレました。
先週の荒川ハーフマラソンもそうだったし、練習でもそうなんですが、最近どうも止め癖がついてます。苦しい局面で粘れることが出来ない。すぐに止めてしまう。荒川ハーフも途中棄権でしたしね。
ただ今回はもうここまで来たなら頑張るのはあと15分くらい。止めることなくペースを落としただけで踏ん張れました。
なんと言いますか・・・やっぱり順位とかタイムとか狙えない状況で頑張りきるのは難しいです。終盤にペースは落ちましたが何をモチベーションにしたらいいのかわからない中で最後まで走りきれたのは収穫。
レース後
ゴールタイムは2時間38分54秒。総合46位、50歳代12位という散々な結果に終わりました。
ゴール後もいつもなら食事なんて出来ないくらい疲労困憊なんですが、今回はそんなこともなく普通に食事を摂れました。出し切ってないですね。と言うか出し切れる状況になかったって感じです。
色々と思うところはありますが、レースに対する気構えが足りていませんでした。出張の疲労はありましたが、その中でも頑張り切るマインドがなかった。
今回からJTUのポイントレースになったこの遊水地、レベルは以前より格段に上がりました。本調子で臨んだとしても年代別は狙えなかったでしょう。ただ過去の自分との比較、タイムは狙える状況でしたし、狙える絶好の気候コンディションでした。
2週間後にはまたこの遊水地で今度は彩の国トライアスロンが控えています。
スイム2.25km、バイク72km、ラン15kmの変則的なミドルディスタンスです。
もう目標である五島の3週間前なのでここで出し切るわけにはいきません。出し切ると確実に五島に疲労が残ります。
今回はトランジション含め、悪いところが多く出たように思います。でもこれが本番ではなく、テストレースで良かった。彩の国もテストレースですし、全力は出しませんが、今回の悪かったところを踏まえて、それらを修正する場として彩の国に臨み、本番の五島に向かうつもりです。
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