2012年の7月に15年ぶりにフルマラソンを札幌・豊平川で完走。ただゴールタイムは5時間かかりました。サブ4を達成するべく次なるレースに選んだのがこの防府読売マラソン。
この時の防府ってまだ現金書留でのエントリーでしたし、持ちタイムが5時間でもエントリー出来たんですよね。今となっては信じられませんが・・・。
さすがに5時間の持ちタイムで4時間の関門を通過できるか心配されたのか、エントリーからしばらく経って事務局から電話がかかってきました。その話の内容は・・・
「その後、大会には出られましたか?」
「いえ、DNSとかで出てないんですよ。」
「5時間の持ち時間ですと、5kmの関門さえ・・・」
「いえ、それは大丈夫です(故障さえ治ってればw)」
「大体キロ6分くらいで走らないと関門通過は・・・」
「はい、すいません、お手数かけてしまって」
「今も故障中なんですか?」
「はい・・・」
「それはお気の毒です・・・しっかり治して是非完走してください。」
「はい、ありがとうございます。」
「せっかく遠方から来られて、5kmしか走れないんじゃ私どもも申し訳なくて・・・」
「ホントこちらこそ申し訳ありません。大会関係者様の迷惑にならないように走りますので・・・」
「では気をつけていらしてください、お待ちしております。」
「はい、ありがとうございます。お手数かけまして申し訳ありませんでした。」
本当に私のことを心配してくれてるといいますか、やさしい語り口調で・・・「せっかく遠くから来るんだから、完走していい思い出を作って欲しい」という気持ちがヒシヒシと伝わってきました。感激しました・・・。
でも、それなのに・・・あぁそれなのに・・・
レースは18km地点関門ストップ
レースレポは以下の通りです
レース前
・いよいよ明日は防府読売マラソン!
レースレポ
・防府読売マラソン結果
・防府読売マラソンを振り返る:その1
・防府読売マラソンを振り返る:その2
・防府読売マラソンを振り返る:その3
レース後
・家に帰るまでがマラソン大会ですが・・・
サブ4どころか完走さえ出来ませんでしたが、この大会のことは本当に今でもよく覚えてます。完走できなかった事が逆に記憶に鮮明に残りました。
ビリを走ったこと。収容バスに挟まれながら走ったこと。今やオリンピアンとなった猫ひろし選手に「ファイト、ファイトーッ!」と応援されながら抜かされたこと。いい思い出です。
当時の私はランナーでしたが、今やトライアスリート。加えて秋が仕事の繁忙期なのでどうしても12月の大会で結果を出すことが難しいので、防府を走ることはなくなりましたが、ガチ感あふれるとてもいい大会なので、また機会があれば参加したいですね。