バラモンキング:とりあえずのご報告

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なにから書いていいのか分かりませんが、とりあえず時系列的に今日起こったトラブルについてだけをつらつらと書き連ねてみます。

荒天のためスイムスキップとなりバイクからのスタートなりました。
スタート時間が近づきバイクラックからバイクを下ろしてシフトチェンジをしてみると、うんともすんとも言わない。
え?充電はフル充電してあるし、昨日はceepoのメカニックサービスも受けてます。

考えられるのはDi2のプロテクション機能。昨日から強風でガッツンガッツンバイクが当たってましたから、その衝撃でプロテクトが掛かったのかな?と思ってました。

プロテクションを解除しようとバッテリーが内蔵されているボタンを5秒間長押ししてみるも、シフトは変わらず・・・。っていうか、普通ボタンを押したら何らかの色の光が点灯するはずですが、点灯すらせず・・・。

先述しましたようにバッテリーはフル充電、一夜で充電がエンプティになることは考えにくい。
ひょっとして断線か?それとも強風でケーブルのどこかが抜けた?

全てのケーブルを引き抜いて再度接続するもダメ。もうダメだ、メカニックに頼ろうとするも、先にAタイプの選手がスタートしており、それに伴ってメカニックもコース上に行ってしまったとのことで・・・

マーシャルの人がスマホを貸してくれたので、解決方法を検索してみるも心当たりのものはなく、そうこうしているうちに、マーシャルの人がアミノバイタルのスタッフでバイクに詳しい人を連れてきてくれました。
このスタッフの人、おそらくなんですが、細田雄一選手じゃないですかね?昨日はアミノバイタル主催の講演会もやってましたし、選手の応援に来てたのでは・・・?間違ってたらすみません。
そしてその細田さん(仮)も色々と試みてくれるも全てダメ。

迫ってくるスタート時間。
マーシャルの人が最後尾からのスタートを勧めてくれてギリギリまで解決を試みるもやはりダメで、結局ギア固定、シフトチェンジが出来ないままスタートすることになりました。

スタート地点に着くとマーシャルの人が連絡を取ってくれていて、二本楠の交差点にメカニックがいるとのこと。そこまで頑張っていくしかありません。

二本楠までは20〜30kmくらいですかね?
ギア固定で五島のアップダウンを走れるのか不安でしたが、とりあえずスタートしました。

スタートしてほんの数km、一番はじめの登りですでにダンシングしないと登れない。
その登りの途中、トンネルの手前にceepoの田中社長が選手の応援に来ていました。
社長ならなんとかなるかも!?

「田中さん!Di2が全く動きません!何か解決法ないですか?」
田中さんも色々と試してくれましたが、シフトは動かず・・・

と、そうこうしてるうちに、後ろからメカニックの車がやってきました。
車を飛び降りて対処してくれるメカニック。強風吹き付ける大雨の中、バッテリーボックスを外したり、
田中さんも車に乗ってた試乗車を出して、バッテリーをつなごうとしてくれますが、試乗車のバッテリーは12速、私のバイクは11速、合いません・・・

私が走ってたのは最後尾。後ろには審判車両、警察車両、そして交通規制が解除されて一般の人の車をズラーッと列をなして待ってます。

「もういいです、ここでDNFします」と申し出るも、メカニックの人が「まぁまぁ・・・」となだめてくれます。
結局、ここではどうにもならず、私のバイクの写真を撮って二本楠にいるメカニックに送信、二本楠に着いたら即メカニックが対応してくれるように手配してくれました。

もう一度書きますが、強風吹き付けるこの大雨の中をこのような対処をしてくれた田中社長、メカニックには本当に感謝でしかありません。

そしてギア固定のまま二本楠に向かいましたが、これがめちゃくちゃキツくて・・・
後ろにはズラーッと並ぶ審判車両、警察車両、一般車両。なるべく速く走りたいところですが、登りは必死にダンシングして、平地はケイデンス100でも30km/hも出ないのろまっぷり・・・

ただ、ジェットコースター道路に左折する手前で最後尾の選手をパス。ようやく背後からのプレッシャーから開放されました。

ジェットコースター道を過ぎて左折、ここからは本格的な山岳区間。もう登りがキツすぎる・・・
ふんがーっ!どりゃーっ!と奇声を上げながら一生懸命ダンシングで踏み続けます。

この辺では「二本楠でなんともならなかったらDNFしよう」と考えていました。五島のバイクコースをシフトチェンジ無しで走り切るなんて到底無理だと思ったからです。加えてこの強風と雨ですしね・・・

なんとかかんとか山岳区間を抜け、二本楠の交差点へ。
警察官がカラーコーンをどけて誘導してくれます。そして誘導された先にメカニック2人と先ほどのメカニックも到着していました。
バッテリーボックスを引き抜き、メカニックが持っていたバッテリーを繋いでみると・・・
チューン!
シフトチェンジ出来ます!

なんだよ、バッテリー切れだったのか・・・
でもなぜ?
フル充電してたのに・・・

メカニックの人が言うにはこの天候だから漏電の可能性もあるし、理由はこれとは決められない。とりあえず今日はこのまま走ってください、と・・・。
そして、このバッテリーはどこでお返ししたらいいですか?と聞いたら、バイクを終えたらT2で交換しときますから何もしなくていいですよ、と・・・

神だ・・・五島には神がおった

とりあえずお礼を言ってコースに戻りました。
シフトボタンを押してみます。
チューン!
おおっ!ギアチェンジが出来るってなんてありがたいんだ・・・
そこからは水を得た魚のように走ることが出来ました。

・・・と、まぁこんなことがありまして、計20分ほどコース上でトラブル対応してもらいました。
レースを終えてT2にバイクを引き取りに行くと、メカニックの言葉通りもうバッテリーは交換されていました。はい、今は変速できません笑


で、フル充電が一夜にして空っぽになった理由としては、私の個人的な推測なんですけど、バイクにシートを被せてビニールロープでぐるぐる巻にしましたが、そのロープかシートが一晩中強風でDi2のボタンを押し続けていたんじゃないか?と・・・

一度、似たような経験してるんです。自転車ではありませんが、風で幕が煽られまくって、幕がボタンを押し続けて充電が切れたことが・・・
昨日から今日にかけての強風を考えればなくもない推測だと思います。

まぁだから何なんだと言われれば返答に困りますが・・・
とりあえず、強風時に一晩バイクをラックに掛けるときは気をつけて梱包しよう、と思いました。

とりとめもなく書き連ねました。以上が今日のトラブルの顛末です。

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コメント

  1. ハル より:

    それは大変なトラブルでしたね〜。というか、昨年の私と一緒?
    そのトラブルに関しては私も自分なりに考察したことあるのですが、FD、もしくはRDの変速ボタンが押されたにも関わらずシフトが完了されない時、ディレーラーにずっと電流が流れ続けて放電してしまうという現象があるようです。もちろんボタンが押され続けた時でもあり得ますし、漏電でもなるかもしれません。
    何はともあれ、シングルギアのまま二本楠まで行った精神力と脚力に敬服します。
    無事(?)完走おめでとうございます(^^)/

    • ポジ ポジ より:

      ハル様

      あー!おそらく・・・いや多分・・・いや絶対に原因はそれです!
      ほんとマジで凄まじい強風だったんですよ
      なんらかのタイミングでシフトチェンジのボタンが押されて
      そのままシフトされないまま一晩が経過したんだと思います

      朝、クランクを回した時にギアが2枚ほど移動したんで
      ん?なんでシフトチェンジするんだ?って思ったんですよ
      貴重な情報ありがとうございます
      早速Xでシェアさせていただきました

      いやぁ二本楠までのシングルギアはキツかったです
      本文にもありますが、二本楠で直らなかったら
      DNFしようと思ってましたからね

      マーシャルの人にも言われたんですけど
      シングルギアで五島のあのコースは厳しいですよねぇ・・・苦笑