退屈なくらいが、ちょうどいい

毎日、同じようなことをやっている。

起きる。

仕事をする。

トレーニングする。

食べる。

寝る。

そして、また起きる。

ランニングして、バイクに乗って、筋トレして。

疲れたら休む。

回復したら、また追い込む。

こう書いてみると、我ながらずいぶん地味な生活だ。

他人から見たら、

「そんな毎日で楽しいの?」

と思われるかもしれない。

たしかに、旅行に行ったり、毎晩飲みに行ったり、思いつきで遊びに行ったりする生活と比べれば、かなり退屈だと思う。

でも、こっちはこっちで結構忙しい。

56歳にもなって、わざわざ苦しいことをやっている。

朝から走って、脚を使い切って、仕事をして、夜はバイクでまた脚を削る。

そして翌朝、まだ筋肉痛が残っているのに、

「今日は何をやろうかな」

なんて考えている。

何をやっているんだろうと思うこともある(笑)。

だから、生活のほうまで刺激的である必要はない。

むしろ、そっちは退屈なくらいでいい。

寝る時間が毎日違う。

食事も毎日バラバラ。

昨日は飲みすぎた。

今日は寝不足。

明日は二日酔い。

そんなことをやっていたら、トレーニングどころではない。

身体を追い込むことだけで、もう十分刺激的なのだ。

だから、それ以外のところはなるべくシンプルにしておく。

いつもの時間に寝る。

いつものように食べる。

いつもの道を走る。

いつものコーヒーを飲む。

そのくらいでいい。

ただし、刺激がゼロなのも、それはそれでつまらない。

ここは少し欲しい。

たまには知らない道を走る。

たまには遠くまで出かける。

新しいシューズで走ってみる。

知らない店に入ってみる。

久しぶりの友人と飲む。

そういう「ちょっとした刺激」があれば十分だと思う。

大量の刺激はいらない。

少量をポタポタ入れる。

drip load(笑)。

毎日が刺激的である必要なんてない。

そんなことをしたら、たぶん疲れる。

でも、毎日まったく同じでも、それはそれで息が詰まる。

だから、

基本は退屈。たまに刺激。

このくらいがいいんじゃないかなと思う。

特に、長くトレーニングを続けたいと思っているシニアアスリートなら。

身体には十分な負荷をかける。

でも、生活まで自分を追い込まない。

トレーニングでは戦士でいても、トレーニングが終わったら、ちょっとくらい普通のおっさんでいい。

コーヒーを飲んで、

「今日はよくやったな」

くらいでいい。

そして、また明日になったら走る。

……まあ、結局また追い込むんだけどね(笑)。

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